BICP第9期の想い出ベストテン

本日9月30日は、BICP第9期の最終日です。
今期もたくさんのクライアント、パートナーの皆さまにお引き立ていただき、無事期末を迎えることができました。とにかく、経営的にも手数の多い、あっちこっち動き回った一年でしたw 新しい取り組みがいくつもスタートしましたし、想い出たっぷりです。
ということで、かなーり濃厚だった今期を振り返ってみたいと思います。勝手に盛り上がりますw
第9期のBICP想い出(菅の勝手な)ベストテン!!!
長いですw(もうちょっとこまめにブログ書いてればこういうことにはならない)
 
第10位 マーケティング基礎プログラムの完成!提供開始!
色々なところで少しずつ実施していた勉強会がそこそこ評判もよかったので、基礎プログラムにしてしまおう、ということでできました。
BICPがご提供するマーケティング基礎講座です。大きく3つの講義で構成されています。
①マーケティング思考の基礎
②ブランド論の基礎
③デジタル時代のマーケティング概論
マーケティングもブランドも、抽象度の高い概念を取り扱うが故に、難解なものになりやすいのですが、普遍的でなるべくわかりやすい、また、これからマーケティング実務に携わる方、あるいはまだ日が浅い方にオモシロイ!と好奇心を持っていただくことゴールに講座をつくっています。好奇心に火がつけば、自分で学び、成長しますからね。そこがゴールのプログラムです。
今期は数えてみると、企業さんでは10社以上、回数でいうとおそらく月に3回くらいはどこか講義を実施しました。講座とOJTを組み合わせたサポートも開始しています。
やってみて、感じていること。マーケティング思考を楽しむ仲間が増えてめちゃくちゃ嬉しいです。これも、「マーケティングの力で、人生を楽しめる人を増やす」というビジョンを体現する活動だなあ、と思っています。
(宣伝!)マーケティングカンファレンスを運営するナノベーションさんとも一部内容を切り出して講座をおこなっています。よろしければ覗いてみてください!

実践マーケティング基礎クラス
https://marketing-basic.agenda-note.com/
 
第9位 Jリーグ水戸ホーリーホックとのパートナーシップ!
取締役の森国のご縁で実現したプロジェクトです。BICPの取締役はサッカー好きなので、ソッコー決議されましたw(いちおう、毎月取締役会というものを実施しております)。
現在Jリーグ2部(J2)に所属する水戸ホーリーホックさんが、選手の皆さん向けに提供しているMake Value Project。
プロとして長く活躍するために、また、現役引退後のセカンドキャリアでも活躍できる人材であるために、サッカーのスキルではなく人間としてのマインドを育てるというプロフラムでJクラブの中でも率先して取り組まれています。これを、BICPのメンバー向けにご提供いただき、現役のJリーグの選手と、BICPグループのメンバーがお互いを開示し、個人のミッション・ビジョン・バリューを話し合う、という合同合宿を実施しました。
ほとんどの選手の皆さんは、BICPグループのメンバーより年下にも関わらず、プロとしての誇りや個人の行動規範など、やっぱりプロは違います。ってか、僕らもマーケティングのプロだよなあ、と学びと刺激ありまくりのプロジェクトでした。
水戸ホーリーホックの皆さま、素敵なご縁をありがとうございます!
リリースはこちら
 
第8位 ライジングプロジェクトのサポート開始!
ナノベーションさんが主催する、若手のマーケターの皆さまが出会い、横でつながり、共に成長を目指す、そういった場の提供を目的とした「ライジングプロジェクト」。これに協賛し、僕自身もカウンシルメンバーを務めることになりました。
プロジェクトは主に
  • ・対話を目的としたカンファレンス形式の「ライジングアジェンダ」
  • ・実務スキルを磨く合宿形式の「ライジングキャンプ」
  • ・定期的な語り合いの場としての「ライジングサロン」
で、構成されていて、多くの事業会社のマネジメントクラスの皆さまに賛同いただき、U35世代のマーケターの皆さんが300名以上集まりました。主催者じゃないんですけど、同世代間の会話が爆発していて、とても嬉しかったです。BICPのライジング世代のメンバーも横のつながりが生まれ、とても有意義な取り組みです。
やっぱり、次世代、次々世代が機会を得て、未来をつくっていく、そういう場に関われるのは嬉しいですね。
僕自身も偉大な上司や業界の先輩方にそういった機会を与えていただき、いまがあると思っています。恩はお返しするのももちろんですが、送るものでもありますよね。少しでも、マーケティング業界の未来に、役に立てれば、と思っています。
 
第7位 (番外編)ビーアイシーピー・データの第二創業期突入!
詳しくは、代表の渡邉がどこかで話すと思いますが、ちょっとだけ勝手に頭出しw BICP DATAはただいま絶賛第二創業期に突入しています。
BICP DATAは「生活者中心のデータ活用を社会の基準にする」って、めっちゃカッコいいミッションを掲げて爆走中でして、この数年ではGDPRや改正個人情報保護法の流れを先読みしたデータプライバシーやガバナンスのサポート、企業としての倫理的なデータ活用のあり方を提唱してきました。
第二創業というのは、データの守りのサポートがだいぶ形になったので、ここからは、攻め、つまりお客様の便益となるデータの利活用もどんどん進めていこう、ということで、守りと攻めが一体となったサポートに一歩踏み出しています。
渡邉にはツワモノを召喚する能力がありましてw 強力な新しい仲間がどんどん集まっています。もちろん、生成AIも視野に入れていますが、BICP DATAの切り口はちょっとユニークなのでご期待を。
 
第6位 ニューヨークオフィスへの出張開始!
コロナ禍が明け、いよいよ海外への渡航がしやすくなりました。と、いうことで2020年1月に開始したBICP NYオフィスに、僕もメンバーも続々と突撃しました。
11月には、僕、西村、成清。1月はNRF(Retail Big Show)にあわせて、森国、川本。そして6月にはついにクライアントの皆さま向けに視察プログラムを組み、森国、伊藤、小山がご一緒しました。来期中にはメンバー全員に行かせたいと思っています。ニューヨーク、最高です。
クライアント、パートナーの皆さまも、ぜひ、ご一緒しましょう!
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第5位:マーケティングアジェンダ沖縄、アワード第2位。
毎年参加しているマーケティングアジェンダ沖縄。今年は、取締役CDの川越と、マネージャーの伊藤による「いいアイデアはズレから生まれる。」というテーマでプレゼンを実施。
アイデアとは価値を生む違いである、というお話をさせていただき、アワードでは第2位をいただきました!受賞は僕がプレゼンしていた時期も含めて5年連続。自分でいうのもなんですけど、5年連続受賞、ってなかなかできるもんじゃないと思います。どのメンバーが出ても、しっかりパフォーマンスできることを僕は誇りに思っていて、それを体現してくれたのがとても嬉しいです。
順位が全てではありませんが、来年も面白いプレゼンをお届けできるようにアイデアをみんなで考えたいと思っています。来年は誰が話すのかなーw
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第4位:ニューヨークオフィス代表、リアルMADMAN、榮枝の来日。
ニューヨークネタ、2つ目ですw MADMANこと、ニューヨークオフィス代表の榮枝が約4年ぶりに来日、7月、8月と2ヶ月間、日本に滞在しました。
滞在中、お世話になった皆さま、ありがとうございました。東京はもちろん、大阪、神戸、名古屋、住田、ぐるぐると行脚し、榮枝節の熱量ある勉強会を約10ヶ所でおこないました。
僕達にとってニューヨークオフィスがある意味は、海外の最新事例を仕入れて日本のクライアントをサポートすることはもちろんですが、僕たち自身がやっぱり日々の業務の中で、いつの間にか現実的な未来に引っ張れていることもしばしばあるんですよね。
そういったところに、グローバルな目線、マーケティングを超えた事業やファイナンスの目線で全く違う刺激をくれるのがニューヨークオフィスです。僕たちは榮枝のことを火星人という設定で、外部の皆さまに紹介しているのですが、そういう存在って身内ながら得難いものだと思います。また、榮枝と会話したい方、ぜひお声がけください。
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(宣伝!)月に一回、榮枝と編集チームで、40〜50ページのレポートをお届けしています。なかなか濃い内容になっていますが有料版なのですがそんなに高くないです。よかったらお申し込みくださいw 無料のニュースレターもありますので、リンク貼っておきますね。
MADMAN Monthly Report
 
第3位:ビーアイシーピー・ハナレ創業!
うん、これも、感慨深いですね。マネージャーの伊藤が、岩手県住田町に二年前に開設した住田オフィスをビーアイシーピー・ハナレ、という新しい会社としてスピンオフ、創業しました。
地域のマーケティング支援に特化した専門子会社「株式会社ビーアイシーピー・ハナレ」設立・創業のお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000058571.html
「ハナレ」、には色んな意味が込められているそうですが、本館に対しての別館、新館みたいな感じで、本館よりも料理がうまくて温泉もいい感じ、っていうのを目指しているそうです。うーん、素晴らしい!頑張れw 負けないぞーw
嬉しいことがたくさんあります。東京、大阪で事業をやっているだけでは、得られない地域の皆さまとの出会い、これが僕たち自身に新しい価値観を与えてくれています。住田町の皆さま、気仙地域の皆さま、いつも本当にありがとうございます。そして、メンバーが経営者になったこと。これもめちゃくちゃ嬉しいですね。
地域事業を切り離さずに、イチ事業部として続ける選択肢もありました。でも、BICPはメンバーに強い意志があり、グループの理念と一貫性があれば、どんどん切り出して、会社にしちゃおう、と発想します。BICPはまだまだ小さい会社ですが、それでも、ある程度出来上がった価値観やプロセスがあり、それが新しい芽の蓋になってしまうことを避けたいと思っているからです。2018年に分社化したビーアーシーピー・データも、想像していなかった新しい価値を生み出し成長している姿をみると、可能性を閉じたくないなあと思うのです。個人的には、20人で100億円の会社にストレッチするより、20人がそれぞれ5億円の会社をつくって100億円にするほうが、楽しそうです。
あと、会社にした方が、本気が伝わります。その、本気に信頼が生まれ、新しい仲間が集まり、新しい成長が生まれる。そう思っています。だから、旗を立てる。住田町に法人を置いたことで、本気度が伝わり、さまざまな方からお声がけいただく機会も増えているようです。嬉しいです。
改めまして、ビーアイシーピー・ハナレを、よろしくお願いいたします!
 
第2位:オフィスリニューアル!!!!!ウェーイ。
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8月に、オフィスをフルリニューアルしました!わーい。2015年に入居して以降、メンバー一人ひとりの執務デスクをおいた、いわゆるベーシックな事務所タイプのオフィスだったのですが、コロナで約3年、ほとんど出社もせず、解約もおこなわず、どうしたものかなあと考えていました。
一方で、リモートワーク中心の環境で仕事を動かすことに慣れすぎてしまい、大切なタイミングで膝を突き合わせて会話をすること、皆でホワイトボードに書いたり消したりしながら議論していくスピード感や、その結果得られる品質的なことが少し薄くなってきた危機感も感じていました。とはいえ、出社率みたいなKPIや強制的なルールをつくるのもナンセンスだなーと。
で、メンバーと会話をしたのは、みんなにオフィスを使ってもらうにはどうしたら良いか?という起点で発想するのは、いったんやめよう、ということです。
それよりも、BICPというブランドを考えたときに、メインのサービスはオンライン中心になりつつある中で、リアルのタッチポイントであるオフィスを資源として再解釈して顧客体験上どういった役割を担うのか、BICPブランドのタッチポイントの一つとしてのオフィスのあり方を考えようと。
この方針を受けて、プロデューサーの川合が、リニューアルプロジェクトをリードし、素敵なオフィスに仕上げてくれました。感謝!個人用執務デスクはゼロ。カフェやブースや会議室、好きなところで自由に仕事をし、外部の方をお招きすることを前提としたオープンスペースではワークショップやセミナー、懇親会もできる。そんな空間です。
オフィスリニューアルの資金を捻出できたのも、これまでお仕事をいただいたクライアントの皆さまのおかげです。自社で使うだけでなく、クライアント、パートナー、外部の皆さんにも気軽にお使いいただける、そんな場にしていきたい思いでいます。ぜひ、お立ち寄りください!
 
第1位:メンバーの自走。成功と失敗。
一年半前(第8期)に実施した神戸合宿のテーマは「みんなのBICP」でした。従来型の社長、取締役リードから、会社づくりも、クライアントワークもメンバーが主体で動かしていく、そういった方針に大きく切り替えて2期目。
メンバー間の対話量が増え、クライアントワークも、メンバー中心で動かしている現場の比率がずいぶん高くなりました。そういった中で、クライアントの関係が深まり、お仕事がどんどん広がっている現場もあれば、時には品質が足りないとお叱りをいただく場面もありました。
こういうことを言ってしまうと、お支払いいただいているクライアントには申し訳ないのですが、僕自身も20代の頃からずーっとクライアントに育てていただいたなあ、という思いでいます。パフォーマンスはお返しする前提で、でも褒めていただいて伸ばしていただく、叱咤いただきストレッチする、そういったお付き合いをいただけていることに本当に感謝しています。
仕事をしているメンバーが、喜んだり、悔しい気持ちになったり、そうやって一歩一歩前に進んでいる姿を見るのがとても嬉しいです。
BICPは、代表だけ立派なことを言っていて、現場がつくとギャップがある、そんな会社には絶対にしたくないと思っています。誰がきてもBICPだね、といわれる、そういった会社を目指しています。たくさんのクライアント、お仕事と出会い、嬉しいことも、辛いこともたくさんありました。
これも過程。メンバーと一緒に、もっともっと、成長を楽しんでいきたいと思える一年でした。
 
以上、ベストテン、でした!が、なんか、他にもあった気がしますw
メンバーの皆さん、大事な想い出で何か漏れていたらごめんなさい。最近モノ忘れが激しいので許してねw
しかし、色々やりました。いやー、楽しかったなあ。
と、いうことで、昨日は、新しくなったBICPオフィスに全員集合し、メンバーと共に一年を大切に振り返りながら、心を一つにしました。みんなありがとう!
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来週から、BICPはいよいよ第10期に突入します。いい感じでスタートできると思います。
スキルもマインドも会社の仕組みもサービスのモデルも成長段階のBICPを応援いただき、いつも本当にありがとうございます。まだまだ、ホントに成長過程です。来期にアタックしたい課題もたくさんあります。
マーケティングの力で、人生を楽しめる人を増やす
このビジョンに一歩でも近づけるように、もう一段階スイッチを入れて、でも気張りすぎず、楽しく、磨いて参ります。どうか、第10期のBICPも、応援よろしくお願いいたします!
 
written by 菅 恭一