“Wing”リブランディングに伴うマーケティング・コミュニケーション戦略設計

■企業名

株式会社ワコール

■プロダクト/サービス

Wingブランド
https://www.w-wing.jp/

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■プロジェクトの背景と課題

日本の下着文化をつくり、市場を牽引してきたワコールの「Wing」ブランドでしたが、顧客の価値観や販売チャネルの変化が起こる中でそれらに応える新たな競合も登場し、既存の価値だけではシェアが縮小していくことが懸念されていました。更に、その変化はCOVID-19の影響で加速する可能性も出てきていました。
ワコールとWingの資源を活かしながら、今後提供すべき新たな価値を設計し、具体的な打ち手を検討する必要がありました。

 

■支援概要

. 現状把握とロードマップの設計
ブランドが置かれている現状把握と分析をおこない、ブランド全体のフォーメーションと役割を整理。その上で、問題と課題を整理し、ロードマップの設計をおこないました。

. 「Wing」のバリュープロポジションの設計とSTPの整理
製品機能だけではなく、顧客ベネフィットを含めたバリュープロポジションの設計をおこない、狙うべき市場、ターゲットを精査しました。顧客理解のためにカスタマージャーニー調査を実施し、実際の顧客の行動からインサイトや価値観を把握しました。

. 4Pの方針策定
設計したバリュープロポジションに基づいて、価値を届けるための4Pの方針を策定しました。

 

★【掲載ポンチ絵候補①】wingマーケティング戦略方針-1本プロジェクトの検討プロセス

 

★【掲載ポンチ絵候補②】wingマーケティング戦略方針-1価値から導く4P/4C方針

 

■支援期間

2020年4月〜10月(7ヶ月)

 

■支援体制

プロデューサー:森国 良征、大野 恵
プランナー:川合 結子、伊藤 美希子

 

■クライアントからの一言

ワコールの「Wing」ブランドのリブランディングにあたり、ブランドのもつ強みや課題の把握はもちろん、企業ワコールの文化や歴史まで包括的に理解いただき、チャレンジャブルかつ受容性の高い全く新しい独自の戦略ポジションを定義いただきました。その決定プロセスにおいて、メンバーを存分に巻き込み合意形成いただいたこともあり、日々様々な障壁はあるものの、ブレることなく新しいブランド作りができています。BICPの皆様には、心から感謝しております。(株式会社ワコール 執行役員第2ブランドグループ長 上野 顕之様)

 

2022年5月掲載