このたび、当社代表取締役社長 菅恭一の執筆による書籍『マーケティングフレームワークの功罪』が、株式会社日経BPより発売されることになりましたので、お知らせいたします。

■ 書籍の概要
近年、多くの企業が世に知られた様々なマーケティングフレームワークを導入しています。しかし、その多くが、フレームワークを成果に結び付けられないという壁に直面しています。導入だけで終わり、実行に活用しきれない。組織全体で共有されず、個々のプロセスに埋もれてしまう。結果として、再現性のある組織の競争力や人材育成の仕組みを築けないという課題に悩んでいるのではないでしょうか。BICPは10年以上、クライアント企業の伴走支援をおこなうなかで、「なぜ多くの企業がフレームワークを導入しても成果につながらないのか」という問いに直面してきました。古典や実務家の思考やフレームワークはいずれも素晴らしいものが多いにも関わらず、パフォーマンスしきれない現場があるのはなぜか?が本書執筆の起点です。
型を学び、型を破り、型から自在になることが、マーケターとして、企業として独自の競争力を手に入れることなのだ、という仮説のもと、「守」「破」「離」を軸にフレームワークとの向き合い方を解説しています。
本書は単なるフレームワークの導入指南書ではありません。マーケティング組織が「借り物」に依存することなく、自社独自の競争力を手に入れるための思考法と実践プロセスを提示するものです。「成果を出す組織」と「形だけの取り組み」に終わる組織の違いを明らかにし、次の一歩を踏み出すための指針を提供します。
「フレームワークは永遠のベータ版」という前提に立ち、完成されたものではなく、磨き続けることで、生きたものと機能し、結果を出し始めます。本書では「守」「破」「離」のプロセスに取り組む先端企業であるダイキン工業株式会社、株式会社I-ne、ヤマハ株式会社の具体事例からフレームワークを自社の競争力として生かし切るまでのプロセスも解説しています。
<目次>
第Ⅰ部 フレームワークへの期待と失望
第1章:フレームワークブームはなぜ到来したのか
第2章:幻滅に陥る3つのケース
第3章:期待値を適正化しよう
第Ⅱ部 フレームワークの誤用と課題
第4章:代表的なフレームワークの誤用例
第5章:誤用の裏にある本質的な問題
第Ⅲ部 フレームワークを「守」「破」「離」する
第6章:組織の競争力を高めるプロセスデザインという思考
第7章:「守」=型を徹底的に学ぶ
第8章:「破」=より良い型を模索する
第9章:「離」=型から自在になる
第Ⅳ部 「守破離」の実際 先端企業の事例
第10章:28年の実務で結実させたシンプル思考
ダイキン工業株式会社「実務家ブランド論」
第11章:創業者たちの"あうんの呼吸"を形式知化
株式会社I-ne「IPTOS」
第12章:草の根的な勉強会から社内の教育インフラへ
ヤマハ株式会社「Yamaha Marketing University」
終章:フレームワークの功罪とは何か?
■ 書籍情報
書籍名:マーケティング・フレームワークの功罪」
著者 :菅 恭一
発行 :株式会社 日経BP
編集 :酒井康治(日経クロストレンド)
発売日:5月23日(金)
定価 :2,200円(税込)
◇ご購入はこちらから
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/429620775X/
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/18234670/
■ 著者プロフィール
株式会社ベストインクラスプロデューサーズ 代表取締役社長 菅 恭一
2004年、朝日広告社にてデジタルマーケティング組織を起案。10年間マネジメントを行った後、2015年4月、デジタル時代のマーケティングプロデューサー集団、株式会社ベストインクラスプロデューサーズを創業。「マーケティングの力で、人生を楽しめる人を増やす」というビジョンを掲げ、VMV策定、人間理解、価値設計、市場定義、顧客体験設計、RFP、チームビルディングなど各プロセスで方法論を開発し、クライアントサイドに立った伴走型支援を行っている。
マーケティング分野のカンファレンスにも多数登壇。ad:tech Tokyo 1st place moderator、マーケティングアジェンダ沖縄プレゼンテーションアワード3年連続優勝、宣伝会議教育講座講師など。
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社ベストインクラスプロデューサーズ 広報担当
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